登記

最近新会社設立の登記と、今の会社の変更登記を同時に進めている。
新会社は都内だが、今の会社は横浜なので、担当局が違う為暇を見て、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。
今日は横浜地方法務局へ。
役員の変更登記申請書のドラフトを持って窓口で相談。
イロイロ相談しているうちに、そもそも去年の秋に済ませておかなければいけない役員の重任登記をまだやっていない事がわかり、先にそっちをやってくださいと言われてしまう。
そりゃそうだ。
うちの会社のそのあたりのいい加減さには少々あきれる。
しょうがないので社に戻り書類を作り直し、また明日にでも行ってこよう。
来週は設立のほうが大詰め。
各種書類への押印の為、旅に出ている定款等の書類が戻ってくるので、一気に認証、払い込み、登記申請とたたみかけ、何とか来月の上旬にはコンプリートしたい。
僕は以前自分で有限会社を持っていたことがあるので、設立に関する商業登記の経験は一応あるのだが、それにしても会社にまつわる登記は大体どんなものも資料を見て、窓口で相談すれば簡単なものだ。
誰でも出来るだろう。
今はネットで書式も簡単に手に入るし、これを代行することでお金をもらっている商売にはつくづく未来がない。
技術やスキルも、それが普遍化/容易化したり、破壊的なイノベーションに見舞われたりするとあっというまに価値を下げてしまう。
この間アエラを読んでいたらアメリカのグーグルのサービスで、あらゆるオンラインショップの情報をサーチして、各商品を厳密に安い順で表示するものが誕生し、広がっているらしい。
こんなサービスがあれば、どんな辺鄙なアクセス数の少ないサイトでも価格さえ安ければ高いPVを獲得できるため、例えば楽天のようなインターネット上のショッピングモールに加入する意味自体がなくなってしまうのだと思う。
ひとつの技術を身につけ、生涯を掛けてそれを磨き、それに誇りを持って生きることが比較的容易だった時代をこころからうらやましく思うなぁ。
とはいってもきっとそんな時代にあっても、僕はそういう職人的生き方はできなかっただろうけど。