マネジメントについて
僕が個人的にマネジメントについて意識しているのは
スタッフが個人的に気をつけたり、がんばったりする事に依存しない方法で成果を出すようにする。
という事かもしれない。
言い換えると
- 「仕組み」で対処する事
- マネジメントはスタッフの「サーバント」だと肝に銘じる事
でも、この事をありとあらゆる細かい事において実践していく事は中々と難しい。
例えばマネジメントが旗振って「コスト削減!」などといい、コピーの裏紙を徹底的に再利用したりする事に取り組んでいる会社がある。
このような「努力と根性」で問題に取り組む場合、その労力は[マネジメント<スタッフ]となる。
マネジメントは旗を振るだけで、現場でスタッフが混乱するというような構図が目に浮かぶ。
そして苦労のわりにはコスト圧縮要因にもならない上に、スタッフの士気が落ちたり、複合機故障の原因になったりする。
この場合前述の観点から言えばペーパーレスで仕事ができるような業務フローを考案、構築する事とか、コピーやプリンタのコストを低減するサービスを探し、導入するとかそういう仕組みをかえる事に労力を使うべきだと思う。このような事ができればスタッフはそれまでと変わらない労力で普通に仕事していても、コストは勝手に削減される。
そして仕組みを変えるという方法で対策する場合、その労力は[マネジメント>スタッフ]となる。
マネジメントは現状を変えるための仕組みを考え、導入する為に汗を流し、スタッフはいつもどおり真面目に適正に仕事をしていればより大きな成果が出せるようになる。こういう状態が理想だと思う。
マネジメントはスタッフがより気持ちよく働き、その結果としてより大きな成果を生み出す「状況」を創り出すことに責任を負っているのであり、個々のスタッフを厳しく使役したり、監視したりすることに責任を負っているわけではないことをよく認識すべきだと思う。