子供の名前

一応決めているんです。
「青木 勘祐」
カンスケと読みます。
くしくも今年の大河ドラマ山本勘助が主人公らしいですが、それにちなんだわけではありません。
「勘」という字には、さとるとか理解するというような意味があります。
「祐」という字には高貴な人のそばでその人を輔弼するという意味があり、当家のルーツに由来する文字です。
僕の先祖は今の広島県あたりにあった浅野藩の藩士で、代々「祐筆」という役職についていたそうです。
祐筆については以下引用。

■祐筆( ゆうひつ )
書記ないし記録係とでもいったような役柄であり、世襲制でありました。
幕府では、奥祐筆と表祐筆にわかれており、奥祐筆は中奥にいて将軍の側近に持し、秘書官の役目をしており、文書の処理、秘密政事の取調べなどを行いました。
若年寄の支配に属しました。
表祐筆は、表方の日記、分限、家督などの文書を取り扱うもので、政事に関する秘密文書などには、参与しませんでした。
江戸時代武士の役職

割合地味な役職ですね。
しかし我が父にも、曽祖父にもこの「祐」の文字が名前に含まれているところを見ると、当家においてはそのルーツに対してある種の誇りのようなものを持ってきたんだと思います。

僕も自分に子供が出来たら是非そのルーツにささやかな敬意を払って祐の文字を含めた名前にしたいと思ってきました。
それで、どんな名前にしようかさんざん勘案した挙句「勘祐」に決まったわけです。

最終的には音感で決めました。
かっこつけて生きる事を諦めちゃうような名前というか、突っ込みどころがある可愛げな名前にしたいという願いもあり、この名前になりました。

息子が高校生ぐらいになり、なんだかぼさっとしている感じなのに、坂道を後ろから走って追い抜かしてきた綾瀬はるか見たいな女の子に、持っていたポカリスエットを奪い取られて振り返りざまに「カンスケくん。しっかりしなさいよ!」なんていわれたりするといいよねー等とヨメともども妄想しております。