死にかける?

ヨメの実家に出かけるため、東京駅でのぞみに乗ってすぐ、肩をほぐすため、鎖骨あたりをマッサージしていたら、小豆大のころころしたしこりのようなものがあることに気が付いた。
なんだコリャ?とおもってすぐにインターネットで調べてみると...かなり怖いことが書いてある。
要はどこかの臓器が進行性のガンで鎖骨付近を通るリンパ節への転移が見られるばあい、その部位にしこりが発生するとのこと。最近ずっと胃がかなり悪く、そのせいもあって1,2キロ体重が落ちたりしている僕はかなり心配になる。
とにかく僕は心配性なのだ。
大分で素敵な温泉に入ってる間も、「ああ、これが死ぬ前の思い出になるかもなぁ。噛みしめておこう」などと考える始末。
で、大分から帰ってきた次の日、近隣にある大学病院へ。
入り口で何科を受診すべきか、看護婦さんに相談するため、症状を説明すると
看護婦さんの顔がかなり深刻な表情に。
看護婦:「胃とか悪くないですか」
僕:「わ、わるいです。なんか関係あるんですか?」
看護婦:「どうしよう。(隣のもう一人の看護婦に)こんな時は全身かな消化器内科かな。両方受けてもらったほうが確実か」
などと言った会話が交わされた後で、すぐにレントゲンや血液検査などの検査をうける。
診療までは3,4時間待たされた。
この間僕はもう遺書を書かんばかりの気持ちであった。
生命保険でヨメにいくら残るかとか、株式の売却方法をヨメに教えなきゃとか、それでどのくらい生活できるかとか、死ぬ前に子供作っときたかったよなぁとか、結局何にも成し遂げられない人生だったなぁとかイロイロ。
で、受診したところ、現時点では血液検査にガンの反応は無く、進行性のガンでリンパ節にまで転移している状況だとすると10キロ以上やせるだとか、自覚できる症状があるはずだとのこと。
胃に関しては胃カメラを撮ってみないと解らないが、胃がん等である可能性はきわめて低いとのこと。
ただ鎖骨のそばにあるしこりは何であるのか確定するためには切開して組織を検査しないと確定できないとのこと。ただ感じからすると、ころころ動くし、押しても痛みが無いのでガンである可能性はきわめて低いであろうという診断。
取り敢えず一週間後血液検査の最後の結果「血液リンパ腫」であるかどうかの疑いが払拭されれば大丈夫そうである。
ただしこりが痛み出したり、大きさに変化があった場合には再度確実な検査をしたほうが良いとのこと。
後、胃に関しては引越し後胃カメラを飲んでみることにしました。
今回ほどリアルに「死ぬかも」と思ったことはなかったなぁ。
そして、死ぬことそのものよりも、死ぬ過程が怖いんだなぁとつくづく思いました。