RTCカンファレンス Vol.18 『2007年』

先回初めて出席して大変刺激を受けた、RTCカンファレンスの18回目に出席。
今回は取締役兼妹である佐藤も誘って行きました。
RTCカンファレンス Vol.18 『2007年』 
今回のカンファレンスの趣旨は主催者告知を以下に引用

今回のテーマは「2007年」です。金融事件に始まり、Web2.0に沸き、モバイル市場の大変革で来年にバトンを渡そうとしている2006年。そんな2006年を振り返りながら、2007年のコンテクストを「インターネット」と「金融」の切り口で、参加のみなさんでインサイトするカンファレンスにしたいと思います。

ゲストでこられた方は
伊地知晋一氏
ライブドア副社長、現ゼロスタートコミュニケーションズ専務
守安功氏 
DeNA取締役 今話題のモバゲータウンプロデューサ
岩瀬大輔
リップルウッド・ホールディングス、現あすかアセットマネジメント
田中慎一氏
インテグリティ・パートナーズ代表、「ライブドア監査人の告白」著者

僕としては伊地知さんの話を聞くのが一番楽しみだった。
お話聞き、佇まいを見て感じた事、注目した事は以下。

  1. ライブドアの元同僚同士でまたスタートアップするなんて、よほどライブドア時代って楽しかったんだなぁ。そういうのって素敵だなぁ。
  2. CGMのマネタイズが来年のテーマで、色々な試みが出てくるだろう。
  3. 自分を大きく見せようとすることのないちゃんとした大人の方だなぁ。

また今HOTなモバゲータウンのプロデューサーの方のお話で一番興味を抱いたのは
モバゲータウンの開発、運用体制の事で

  1. 開発は一人で3ヶ月!(ゲームは外注)
  2. 運用体制は、カスタマーサポート×5、エンジニア×3、企画編集等×5
  3. 四半期ベースで4億くらいの売上げが・・・

なんという少数精鋭!、そしてこの精鋭で稼ぎ出している売上高!脱帽です。
でもあの規模のシステムはこのくらいの人数で回せるのね、という実例を知ることが出来たのは
僕個人にとってはすごく貴重でした。

で、僕は事前に良く存じ上げなかった岩瀬さんという方のお話。
この方のお話がおそらく一番面白く聞けた。
話の内容を一つ一つ覚えているわけではないのだが、わりと大ぐぐりな問いかけに対しても、即座に本質が気持ちよく射抜かれた話をされる。
本当に頭のいい人とは、こういう人のことをいうんだなぁと心服した。
そしてプレゼンテーションというよりは、講演者としての具体的な訓練と、経験を積んでこられたことを感じさせられるような、話し振り、立ち振る舞いにも感心した。てらいや躊躇がないというのは少なくと僕にとっては清々しさを感じさせられた。

以上かなり個人的で取り留めのない乾燥になってしまったが、毎回これだけのクオリティの場を無償で提供していただいている、主催者の方には心より感謝したい。